インプラント治療に重要な「診断」について｜京橋・銀座の歯医者 京橋 銀座みらい歯科｜京橋駅直結

皆さんこんにちは。京橋 銀座みらい歯科院長の吉竹です。

今回は前回に引き続きインプラント治療についてお話ししていきます。
前回のお話でインプラント治療はチタン製の人工歯根を顎の骨に埋入する処置であることはお伝えしました。
今回は治療の実際の流れでとても重要になってくる「診断」についてお話ししていきます。

インプラント治療の一般的な流れ

実際にインプラント治療は歯を失った部分に行なっていく処置になります。インプラント治療の流れに関しては以下のような期間経過をたどるケースが一般的です。

診査診断
↓
インプラント埋入
↓
3ヶ月経過観察
↓
被せ物の型取り
↓
インプラントの土台（アバット）、上部構造（被せ物）装着

インプラントの埋入について

かつては、抜歯をした後に傷や骨が再生するまでの3ヶ月～6ヶ月程度の期間を待ってから手術を行うこと（待機埋入）が一般的でした。
しかしながら、近年では抜歯を行うと同時にインプラントを埋入する方法（即時埋入）や、
抜歯後1ヶ月程度たって、歯茎の傷が治った状態で行う埋入方法（早期埋入）などの方法も選択されるようになりました。

これらのどの方法を選択するかは患者様のお身体の状態、骨、歯茎、噛み合わせなど、様々な状況により異なります。
そのため、術前の診査、診断がインプラント治療の成功を決定づけると言っても過言ではありません。

歯科用CTを用いた診断

実際に顎の骨を肉眼では見ることができないためレントゲンの撮影が必要不可欠になります。かつては2次元のレントゲンしかなく、正確な診断が難しく、インプラントをなかなか正確に行うことができない時代もありました。しかし、医療機器、医療技術の進歩により現在は歯科用CTでの正確な診断が可能となりました。

京橋 銀座みらい歯科では先日ブログで登場したマイクロスコープ（カールツァイス製）に加え、歯科用CTも導入しています。
歯科用CTに関しては機能性と使いやすを兼ね備え、歯内療法からインプラントまで、広範囲の診断に使用できる「YOSHIDA製トロフィーパン スマート オシリス3D」を使用しております。

歯科用CTの安全性

患者様の中にはCTと聞くと放射線量に関して不安を持つ方もいらっしゃるかと思います。歯科用CTに関しては、医科用CTに比べて放射線量ははるかに少なく、0.1ミリシーベルト程度です。
人間が自然界で生きていて自然と受けている放射線量が年間に1.5ミリシーベルトだと考えられているので、その量がさほど大きいものではないことはご理解いただけるのではないでしょうか。

※下記の画像は東京都歯科医師会の資料「歯科治療のX線撮影は安全です！」より。
クリックする東京都歯科医師会の資料にリンクします

安心・安全なインプラント治療のために重要な正確な「診断」

インターネットなどでインプラント治療に関して検索すると、必ずしもポジティブな表現の記載ばかりではなく、ネガティブな表現記載があるのも事実です。そのため、患者様も不安になってしまいなかなかインプラント治療に踏み出せずにいらっしゃることがあるかと思います。インプラント治療は正確な診断をいかに行うなう事ができるかがとても重要になります。

京橋 銀座みらい歯科では歯科用CTでお口の中の状態を3次元的撮影し立体として確認することで、神経、血管、骨の質、厚み、幅などインプラント治療をする上でとても大切になる情報をより安全にかつ正確に把握し、診断が行えることで、安心安全にインプラント治療を行うことが可能となります。

次回は診断の先のインプラント治療についてもお話ししていければと思います。